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待望の医療用ハイフ「ウルトラセルQプラス」のリニアファームカートリッジ!

しわ、小じわ、たるみ
2023.01.18.水曜日
しわ、小じわ、たるみ | 2023.01.18.水曜日

 

いま話題のハイフ治療ですが、その機種の種類やカートリッジのバージョンもさまざまです。とくに、カートリッジ部分はハイフ治療の要ともいえる存在です。最新鋭のカートリッジを使うことが、満足のいく結果につながると言っても良いでしょう。

今回は、SNSでも話題になっているシンデレラハイフと呼ばれる医療用ハイフウルトラセルQプラスの新カートリッジである「リニアファーム」について、その特徴とメリットなどを解説していきます。

リニアファームとは?

美意識が高く情報を先取りしている方から「リニアファームって、ウルトラセルQプラスの新しいタイプですか?」と質問を受けることがあります。

厳密には少し違い、このリニアファームは医療用ハイフであるウルトラセルQプラスの新しいカートリッジの名前です。

カートリッジというのは、医療用ハイフ機器の先端につける機械のことです。
つまり、ウルトラセルQプラスと機械自体は同じで、機器の先端につけるカートリッジが進化したのものとなります。そのシリーズの総称が、リニアファームという名前で呼ばれています。

リニアファームと従来品の違い

元々使われていたカートリッジはドットタイプと呼ばれるもので、リニアファームとは用途が異なるタイプでした。ドットタイプは特殊な超音波を一点に集音させる方式です。このドットタイプは現在でも用いられています。

リニアファームではドットタイプではできなかった難しい治療も可能となりました。
もちろん、ドットタイプにもドットタイプにしかできない治療があるので、どちらが優れているということではありません。
どちらが優れているということではなく、ウルトラセルQプラスという機械1つで、カートリッジを変えることでハイフ治療をより多様な用途・目的で使えるようになったことがポイントです。効果が高まったというよりも、適用部位や適用範囲が広がったという認識が正しいと思います。

リニアファームは唯一の線状照射方式ハイフ

リニアファームは、二重あごや二の腕などの脂肪層にも効率よくアプローチするために設計された脂肪溶解専用のカートリッジです。

このカートリッジの最大の特徴は線状照射方式といって、ハイフの超音波による熱エネルギーを線状に照射することができることです。
2020年現在、医療用ハイフで線状照射ができるのはこのリニアファームカートリッジのみです。

ハイフはアルファベットでは「HIFU」と書き、意味は「高密度焦点式超音波」の略語です。超音波の熱エネルギーを1点に集中させることで、皮下組織の比較的深い部位である筋膜に強い熱エネルギーを届けるテクノロジーになります。
そのため、たるみ治療、リフトアップのため、局所的な部位に照射するには優れた治療機器です。

ただ、広範囲に照射する場合、特に筋膜組織よりも浅い層にある脂肪層、真皮層への広範囲照射には向いていません。なぜならば、照射する回数が多くなり、時間もかかって効率が悪いからです。

従来のカートリッジでは、脂肪層などのように浅い層への効率的に照射するには、より高周波なサーマクールを使わなければなりませんでした。サーマクールは1回の照射で広範囲に熱エネルギーをとどけることができます。つまり、深い部位と浅い部位のどちらも照射したい場合、従来までは医療用ハイフとサーマクールをどちらも使い分ける必要があったのです。

一方で新しいリニアファームは深い層までより強い熱エネルギーを線状に照射できる特殊な設計のため、1回の照射で表層から深層部まで広範囲に届けることが可能です。
つまり、浅い脂肪層にも広く熱をとどけることができるので、高周波のサーマクールと同じような作用が期待でき、医療用ハイフ一つで表層と深層部の2つの部位を治療できることが特徴です。

ドットタイプよりも、1回の照射で約4.5倍の範囲の広さに照射できるという特徴もあります。

当院では、このリニアファームというカートリッジの誕生のおかげで、ウルトラセルQプラス1台で総合的なたるみ治療が可能になったと考えています。

ウルトラセルQプラス VS サーマクールはどっちが勝つ?

リニアファームという新カートリッジの登場によって、医療用ハイフでも高周波のサーマクールで行う脂肪溶解作用と似たような効果が得られるとお伝えしましたが、メリットはそれだけではありません。

サーマクールは1回1回の治療でサーマクール機器のハンドピースの先端にあるカートリッジが使い捨てになり、かつ、このカートリッジが非常に高価なものだったために治療費がどうしても高額になることがデメリットでした。

その反面、ウルトラセルQプラスのリニアファームはサーマクールのカートリッジと比べると安価であるため、結果的に治療費も安くできるようになりました。

費用は安くても、筋膜組織への照射による土台の引き上げにプラスして、脂肪層への照射により脂肪減少作用もあるので、肌のたるみの改善を効果的に、かつリーズナブルに受けることが可能となったというわけです。

リニアカートリッジがあればサーマクールいらず?

こういう話をしてしまうと、当院でも患者様から「サーマクールでの治療は意味がないのですか?」と聞かれることがあります。でも、もちろんそんなことはありません。
サーマクールにはサーマクールのメリットがあります。
たるみ治療における、脂肪引き締め作用という点においてはやはりサーマクールの方が強力で優れています。

簡単に解説すると、サーマクールの方がリニアファームで線状に照射する範囲よりもさらに広範囲に照射できます。さらに総熱量もサーマクールの方が上になります。

特に頬周辺の脂肪引き締め作用はサーマクールは優れており、顔全体のたるみ治療における脂肪層への治療は、サーマクールの方がより適応します。

リニアファームの脂肪溶解はフェイスラインと二重あご向き

リニアファームを用いて脂肪溶解を期待する場合には、顔であればフェイスラインと二重あご(顎下)が適した部位になります。

例えば、顔全体の脂肪溶解は必要なく、部分的に脂肪溶解するだけで効果的にリフトアップ効果が得られる場合には、サーマクールを使用せず、リーズナブルなリニアファームカートリッジを使った、ウルトラセルQプラスで十分です。

また、逆に言えば、フェイスラインと二重あごにおける脂肪溶解であれば、サーマクールよりリニアファームカートリッジを使った、ウルトラセルQプラスの方が適正が高いということもできます。

リニアファームも含め、ウルトラセルQプラスのカートリッジは非常に先端がスマートになっていて視認性が高く、顔の骨格に沿って照射しやすい形状になっています。つまり、より正確に適切な深さに照射することができます。正確に部位を狙って照射できるということはそれだけ治療効果も高くなります。

さらに熱に弱い人にも、リニアファームによる脂肪溶解はおすすめです。リニアファームは脂肪溶解専用設計のため、脂肪溶解に最小限必要である58度の熱量を届けられる設計になっています。
もともと脂肪溶解にはそれ以上の熱量は必要がなく、サーマクールのようにそれ以上の熱量を加えるものよりも痛みは少ないとうメリットもあります。(個人差はあります。)

適用範囲はどこがおすすめ?

リニアファームカートリッジによるウルトラセルQプラスは、フェイスラインと二重あごの改善に適正だとご紹介しました。また、顔だけではなく、ボディにも適応します。

繰り返しになりますが、医療用ハイフはもともとは皮下組織のより深いところまで熱エネルギーをとどけるテクノロジーです。そのため、脂肪の厚い部分、特に二の腕などにも脂肪溶解に優れた効果を発揮します。

身体を傷つけずに脂肪溶解が可能に

身体など脂肪組織に厚みがある部位は、脂肪吸引のような物理的な治療が一般的でした。しかし、副作用のリスクもあり、手術を簡単に受ける判断できるものではありませんでした。

しかし、このリニアファームカートリッジを用いることで、脂肪吸引などの物理的な治療を必要とせず、より手軽に厚みのある深い脂肪までアプローチが可能になりました。

二の腕などをより細くさせたい方にとっては待望の治療機器と言えるかもしれません。
現時点で、当院では取扱いしてはいませんが二の腕以外にも、太もも、ブラファットの脂肪減少治療にも効果を発揮すると考えられています。

インターバルや治療時間は?

リニアファームカートリッジを用いたウルトラセルQプラスによる治療は、トータル3回の治療をおすすめしています。
2週間のインターバル(治療間隔)で合計3回照射することで目的とする脂肪溶解量を達成できると考えています。もちろん、脂肪の量によっても異なるので個人差はあります。

当院では通常まずは3回照射して、もっと脂肪を減らしたいという場合は4回目以降の照射を検討しています。

美容医療では長期間にわたる定期的な治療が必要なものもありますが、脂肪溶解においては施術後に再び脂肪が増えないかぎり継続的な治療の必要はありません。また脂肪が気になってきたら、また治療を検討するというスタンスで大丈夫です。

二の腕への照射の場合は、個人差はありますが3ヶ月間隔で3〜4回程度の照射が推奨回数です。
その後は脂肪の減り具合をみた上で必要であれば照射を行います。

時間も短時間でスピーディーに受けられる

リニアファームカートリッジの場合、治療にかかる時間はドットタイプよりもさらに短時間で済みます。顔の場合には、1回の治療で300照射程度なので処置時間は10〜15分程度です。二の腕の場合、少し照射回数が多くなるのでもう少し時間がかかりますが、それでも処置時間は20〜30分程度になります。脂肪溶解治療においては、昔では考えられなかったスピードです。
忙しくて十分な時間をとれない人でも、新しいリニアファームカートリッジであれば、クリニックに通いやすくなるかと思います。

状態に合わせて適切な併用も提案します

今回はリニアファームカートリッジを用いたウルトラセルQプラスの特徴や用途について解説してきました。

従来のドットタイプの照射方法とは異なる用途と治療になり、リニアファームカートリッジの場合は、より照射において効果的なアプローチが可能になっています。

当院としては、従来からあるドットタイプとリニアファームカートリッジを併用することで顔全体のトータルアンチエイジング治療が可能であると考えています。
若い方のたるみの治療・予防におすすめですし、20代後半から40代前半の比較的たるみが少ない方にも従来のサーマクールによる治療より、コスト的にもリーズナブルなウルトラセルQプラスがおすすめです。ぜひ、たるみ治療やハイフが気になっている方は、当院までご相談ください。あなたの状態にあった最適な治療をご提案させていただきます。

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